450号
ダイレクトマーケティング発祥の地、アメリカでは、
企業の宣伝活動において、PRよりも「CR」マーケティングが最も重要視されている。
これを野球やサッカーなどのプロスポーツ界で例えると、
もちろん選手の素晴らしいプレーの数々、ドラマティックな試合をすることが、
一番の集客力であることは先般のWBCでも証明済みだが、球団経営の考え方として、
TV放映権収入を得るために、多額のPR費を投入するのは順番が違う。
一方、CRとは「コミュニティ・リレーションズ」を指す。
球団営業スタッフが、地元のスタジアム近辺の地域の方々と
直接コミュニケーションを取り、面白さ、楽しさをアピールし、理解を促し、
ひとりでも多くの家族や友人と球場に足を運んでいただけるかが勝負となる。
好きなゲームの対戦カードごとにチケットを交換するなど、
そこから派生したファン同士の交流も活性化する。
最も重要視すべきはPRではなく「チケット販売」を第一とするCR戦略なのだ。
観客を呼び集めてくれば、球場は活気づき、話題を呼び、メディアも飛び付いてくる。
顧客とのコミュニケーションが顧客同士のリレーションをも生み出す。
コミュニティの輪が広がり、他のコミュニティと融合し、さらに大きな輪となって
水面を伝わる波紋のように、つぎつぎとコミュニケーションの輪が広がるマーケティング。
お客様と企業の双方にメリットが生まれ、お客様同士の利益にもなる。
これこそがNexyz.の追求するコミュニケーションの理想形だ。
では、ここからはNexyz.BBを基に検証してみたい。
IRをしていて「目指す道はISP事業者ですか?」とよく聞かれる。
それは間違ってはいないが本質ではない。
そもそもNexyz.はマーケティング会社であり、ISP(プロバイダー事業)は
ユーザーと繋がるための重要なコミュニケーション・ツールと成りうるが全てではない。
テクノロジーはますます進化していく。
しかし、コンピュータが消費者のニーズをリアルに引き出し、
それに合わせて様々なコーディネートをする事はまだ不可能だ。
テクノロジーには「ハートtoハート」が足りない。
よって、どんなに技術が発達しても、便利なツールでしかない。
かゆい所に手の届くようなきめ細やかなサービスはまだできていない。
これからのマーケティングでは情報をメールで送るだけではなく、
お客様とダイレクトにコミュニケーションをとってニーズに合う商品をご提供していく、
BtoBtoCの様々なリアルサービスやコンテンツが提供可能となる。
Nexyz.のビジネスモデルならば、
プロファイリング(顧客属性に合わせたセグメント機能)や、
商品特性にフォーカスをあて、より専門的な説明トークで普及促進も出来る。
そう考えるとNexyz.BB事業は、単なるISPサービス事業だけが目的ではない。
まずはレールを敷いて駅を作り、
そこから人の流れが出来、街や商店街が広がるように、
Nexyz.BBによって相互関係を強めながら、ユーザーと深く繋がっていきたい。
「デジタルディバイド」という言葉があるが、
意味はデジタルの進化と消費者の間に生じる格差の事。
今、最も事業者側が取り組むべき課題とされている問題だ。
先行するデジタル技術を広く普及させるには
消費者への説明力が大事なポイントとなる。
「デジタルとリアルの融合」。
二つの間をつなげるところが、Nexyz.の存在ポジションだ。
これからも、お客様の視点に立って、
良きサービス、価値あるものを広めていきたい。
CRとITが融合したビジネスモデルを確立したいと考えています。