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2005年1月5日

昔味わった挫折感から逃れられない。

私は今大学生です。
小学生のころからずっと野球をやっていたのですが、
中学校には野球部がありませんでした。
そこで地域のクラブチームに所属しようとしたのですが、
入団するために試験がありました。
かといって特に強豪チームではありません。
バッティングや守備、紅白戦などして実力を見るのですが
私はその試験に落ちました。
全部で15人受けて2人落ちたうちの一人です。
そのとき試験を受けたメンバーはほとんどが
小学校からの友達で私はみじめさで一杯になりその場で
泣き出してしまいました。その後コーチから、
そんなに野球がしたいなら入団させてやろうと言われました。

しかし入ってから三年間、
気後れしてまともに練習できなかったこともあり
後輩にも追い抜かれ、一度も試合に出れませんでした。
それどころかベンチにも入れず選手登録すらされませんでした。
それでも野球を続けようと高校でも野球部に入ったのですが、
一年の終わり頃、もしまた三年間だめだったらどうしよう
という思いがこみ上げ、野球部をやめてしまいました。
勉強で成功すればそういうことを忘れられると思い、
勉強して難関大学に合格しました。
しかし、私は今でも、試験に落ちたこと、
友達の前で大泣きしたこと三年間選手登録すらされなかったこと、
高校で怖くなって逃げたこと、を思い出すと涙が出そうになります。
こんなことを今でもまだ引きずっているのは馬鹿みたいですが
まだつらいです。
どうやったらあの挫折経験を克服できるのかわかりません。
人生の先輩である近藤先生もしよろしければ
アドバイスをいただけませんでしょうか。

KEI・男性・19歳・大学生

近藤 太香巳の回答

入団テストに落ちた時、流した涙は、とっても素敵な涙だと思う。
少なくとも恥じるべきことではない。
君はその時、一生懸命がんばっていた。
そしてその悔しい気持ちに打たれ、コーチは君の入団を許した。
そこまでは良い。悪いのはそこからだ。
せっかくのチャンスを前に君の心は折れてしまった。
怖くて逃げているうちは挫折感を克服することなどできないのに、
君はいつの間にか動く前から考えるようになって、
足が止まってしまったんだと思う。
アドバイスをしよう。まず動きなさい。
止まっていればどんどん遅れて行くだけだ。
ともかく動いて動いて、動きまくりながら、その中で考えるのだ。
そうすれば怖さは感じなくなり、新たな自分が見えてくるはずだ。