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2005年5月20日

自分にとって可能性のある仕事は?

はじめまして。友人から近藤さんのお噂を聞いてメールさせて頂きました。
私は「営業」の仕事にとても魅力を感じています。
今も営業の仕事をしています。
ただ、今は人材派遣会社の営業のため、
「私が求めていた営業」が出来ていない感じがしています。
とは言っても「営業」という仕事が自分に合っているかも、
正直、わかりませんが・・・

私には目標があります。やっと自分の中で「スタートライン」
に立ちました。
それを手に入れるためには、何が必要かと考えました。
私が出した答えは・・・
「可能性のある場所で、精一杯「努力」するしかない」

ただ、「私にとっての可能性のある場所」というのが、
どこにあるのか、どうやって探すのか、がわからず悩んでいます。
正直、何度も転職をしているので「恐怖心」があるのも感じます。
もしかして、そこでブレーキをかけてしまっているのかもしれません。
でも、目標を手に入れるためにどうしても知りたいです。
「可能性のある仕事」を見つけ出すにはどうしたらいいでしょうか?

戦う女・女性・23歳・営業

近藤 太香巳の回答

「可能性ある職場で、精一杯努力するしかない」
あなたは成功する上での大切な本質を良く分かっているでは
ありませんか!
では、どうすれば自分にふさわしい仕事が見つかるのか?
をアドバイスしましょう。
まず、希望は営業職と言う事ですが、
戦う女さんは、本当の意味での営業職の楽しさをまだ分かって
いないですね。
営業って新人の頃は、基本トークというものを読みながら
お客様と会話し、基礎を学んでいきますよね。
最初は一方的に話すのが精一杯です。
しかし、本来のコミュニケーションとは双方向でなくてはなりません。
双方向が成立するためには、様々なバリエーションが必要となります。
ことわざにもあるように「十人十色」。
お客様は一人ひとり考え方・感じ方が違いますから。
だから僕は営業スタッフにこう言います。
物事を一つの方向から見るのではなく、
六面体だと思って全角度から見よと。
実は営業の真の楽しさもそこにあるのです。
それは、お客様のタイプに合わせて、何をメリットに感じられるのか?
ニーズを会話の中からいち早く掴みとり、その方に合った説明をする事。
表現を状況にあわせて変化させるのです。
自分が描くとおり、お客様から「分かりやすい!なるほど理解出来た」と
お誉め頂く瞬間こそが、まさに営業担当の喜びとなります。
営業とはまさに技術職人とも言えるのです。

この世知辛い世の中。便利であっても、複雑なデジタル社会、
物より価値が問われる時代だからこそ、
人の声によるアナログサービスの品質が必要とされており、
まさしくそれが営業の仕事なのです。
この奥深さが理解出来た時、これほど面白い仕事はありません。
お客様と対話する。それは商売の原点とも言えるのですから。
こんなに人間関係(心を掴み理解する)を学習出来る仕事も中々
ありませんよ。

さて、冒頭でも書きましたが、
戦う女さんは「可能性ある職場で精一杯努力するしかない」と、
本質を述べられました。でも順番が逆ですよ。
正しくは「精一杯努力し、可能性ある職場にしたい」が正解です。
その為にも、一度決めた仕事は、よっぽどの事がないかぎり
頑張って下さい。
例えば社内でNo1の実績を上げるとか、極めるまでは続けて下さい。
そうすれば、自分にとっての可能性がきっと見えてきますよ。
その上で、会社に魅力を感じなければ転職して下さい。
自信と能力を兼ね備えたあなたは、
たいていの事は何をやっても成功出来るはずです。